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ゆけゆけさっち

ゆけゆけさっち

歯のこと

虫歯がとても多い子っています。
乳歯の段階で虫歯が多いと、次に生え変わる永久歯も虫歯になりやすく。。
虫歯のできやすい生活背景であったり遺伝的な要因だったり。。

「食欲はすべての意欲の源」です。
そして、「噛むこと」は学力へとつながること。

保育園で歯科検診は年に1回あります。
それに加え、良い歯の教室も催されました。
歯科検診で虫歯がわかっても、そこから先は
歯医者さんに連れて行ってもらう子もそうでない子もいます。
何だか、スタートラインって一緒じゃないって思います。

保育園でできることってナンダロウ・・・
保育園での歯磨きや家庭への啓発くらいでいいのかな。。
調理の先生と作戦会議です。

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あの子は最初、硬いおやつに苦労していました。
よく噛むように敢えてそんなメニューにしてある日があります。
あまりにきつそうな時は、担任が様子を見ながら
量を減らしたりして加減していました。
噛めないだろう。。と噛む機会を奪ったらいけないけれども
食べるって本来喜びであるはずのこと。がんばらせるけれども、、心に添って。
少しずつ噛めるようになってほしいという願いがありました。


スープが大好き。
あの子が最初に口をつけるのはスープのお椀です。
あったかくておいしくて、何よりのどごしの良い、噛むのが大変でないスープ。
野菜が苦手だけど、スープの具を次に食べます。間でごはん。
大きいお皿や小さいお皿のものに移ります。肉や魚を食べてから苦手なものへ。
最近は和え物や煮物の中の野菜も時に喜んで食べてしまうようになっています。

自分たちの畑で採れた野菜。自分たちの労働で実った野菜。
お当番さんは給食で使う分の大根を引いてきたりします。
大根の葉っぱはニワトリの餌として当番が包丁で刻みます。

あの子は
給食の時間、友達がおかずをこぼしたら、サッと助ける子。
自然に身体が動いている。そんなあの子のこと、好きです、友達は。
あの子じゃなくっちゃダメ。あの子とずっと一緒にいたいって子も。
あまりにしつこいと、困ってケンカになったりもします。
近いところにいるから起こるケンカ。
でも、頼られることで、あの子も育ちます。あてにされるって嬉しいことです。
あの子たちの関係っていいね。。と他の子もそんな目で見ている。
家庭に愛情がいっぱいある子、育ちをたくさん待ってもらった子だと思うのです。
ただ、家庭の事情で過去、保育園を休みがちだった。
お家が大変だった。
このことが虫歯の要因の1つ。やむを得ない、でも大きな1つ。

あの子のお父さん。働き者のお父さん。
貝売りの仕事に就かれています。
誠実丁寧な仕事ぶりで、よく売れています。
あの子も休みの日には、お父さんと一緒に貝売りに行くこともあります。
というか、隙あらば付いて行こうとねらってるそうです。
前の仕事の時から、親さんの働く姿をしっかり見てきている子ですね。
この仕事を含めたくらしを、もっと誇りに思わせていきたい。。

そこで。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

あの子の家に「教材として使わせてください」と貝殻を貰いに行く

あの子のお父さんの仕事について話し
貝殻を叩き割ってニワトリの餌にしてみせる
子どもにもさせる

カルシウムの話をする

カルシウムの多い食品を調理の先生から紹介していただく

歯や骨についてのお話をする
絵本「はははのはなし」なども活用して
噛むことの大切さ、歯や栄養のことを科学的に知らせる

クッキングでカルシウムと野菜の入った何か?を作る
家庭にも紹介

貝殻は卒園製作やおひなさま作りにも活用


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。などと企んでおります。。。。。。

落ち込んでいたりすると食欲ってなくなるもの。。
食べたい!と思わせる何かがあって、
食べようとする意欲があって、
がんばって噛んだり苦手なものも食べようかな。。があって
結果、ついてくるものは何だろう。。

歯磨きを意識づけることは自分をケア。。管理することにつながる。
嗜好は少しずつ変わる。大人になる頃には自ら食を選びとる目安となるだろう。

調理の先生こだわりの「手作り」
幼い頃、たくさん味覚を開発してもらって園の子たちは幸せ。。
子どもの姿は家庭にも刺激を与えるのではないかなぁ。
しっかり伝えたいとこ。


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